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戴帽式

令和6年9月26日(木)
25期生の戴帽式を本校体育館で挙行しました。
最近では、現場でナースキャップが使用されなくなったこともあり、戴帽式を行わない学校も多くみられますが、
本校では看護師の象徴として、現在も行っています。

戴帽の儀
開式からほどなくして、戴帽の儀が始まりました。
戴帽生たちは呼名順に檀上へあがり、女子学生は頭にナースキャップ、男子学生は胸にコサージュをいただいていきます。

ナイチンゲール誓詞斉唱
戴帽の儀が終わると、照明が消え、場内はナイチンゲール像のともし火だけに。
中央の戴帽生から順々に、ナイチンゲール像のともし火を、手にするロウソクへと受け継いでいきます。
全員にともし火が受け継がれると、場内は幻想的な雰囲気へと変わり・・・。
その美しさに魅了される中、戴帽生たちはナイチンゲール誓詞を斉唱。看護の道へ進む決意を新たにしました。

ナイチンゲール誓詞
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし
われはわが力の限り、わが任務の標準を高くせんことを努むべし
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人にもらさざるべし
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん

学校長式辞 一部抜粋)

キャンドルを手に、全員で朗唱したナイチンゲール誓詞は、医療に携わる看護師としての心構えを示したもので、皆さんが看護師という専門職を選んだ「証」であり、これから長く続く看護師の道のりの第一歩です。
これから臨地実習が始まり、患者さんと直接、接することとなります。今日灯したキャンドルの火は、あなた方の現在の看護の知識・技術の大きさを表しており、まだまだ小さいものです。しかし、その小さい火も、共に誓詞を朗唱した35人の仲間が集まれば、大きな火となり、周囲を明るく照らしてくれます。そしてその火は、病を怖れ、不安と闘う患者さんに、安心と希望を与えることが出来るのです。皆で、お互い切磋琢磨し、助け合い、頑張っていきましょう。

戴帽式を終えて

ナイチンゲール誓詞を覚えるのはとても大変でしたが、何度も口に出すことで、看護への気持ち、基本的な意識を考え直すことができたように思います。自分の目指す看護師となれるよう努めていきたいです。
戴帽式をとおして、目標を再認識することができました。知識・技術を身につけて、理想の看護師像に近づくように努力していきたいです。
看護師のシンボルマークであるナースキャップを頂き、ロウソクに灯りを灯し、自分がこれから進もうとする看護の道に対する想いが一層増しました。一緒に戴帽式を迎えた仲間とこれからの実習を乗り越え、皆で看護師になれるように切磋琢磨していきたいと思います。
改めて命と向き合う看護という職の責任の重大さを感じました。勉強の内容もかなり難しいですが、毎日勉強して、講義を理解できるように努力していきたいと思います。実習も大変になってくると思いますが、諦めず、乗り越えていきたいと思います。