令和7年3月6日(木)
本校体育館で23期生の卒業式が行われ、46名が卒業の日を迎えました。
卒業生入場
多数のご来賓、保護者の皆さまに見守られながら、卒業生の入場です。


卒業証書授与
3年担当の先生が、卒業生ひとりひとりを呼名。名前を呼ばれた卒業生は、元気よく返事をし、席を立っていきます。
全員の呼名が終わり、代表の卒業生が壇上へ。学校長から卒業証書をいただきました。


賞状授与
在学中3年間皆勤した卒業生に、賞状と賞品が贈られます。23期生のうち、3名が皆勤賞に。
代表の卒業生が、学校長から賞状と賞品をいただきました。


学校長式辞 (一部抜粋)
現代社会においてAIの進化は著しく、様々な場面で人間に取って代わろうとしています。看護師の仕事がAIに取って代わられるのかAIに問いかけてみたところ、看護師の一部業務は自動化される可能性があるが、人間ならではのスキルが求められるとの答えでした。これからは今までとは違った仕事が求められる時代になるでしょう。しかし、時代が変わっても大事なことは変わりません。それは、患者さんや仲間に対して思いやりを持つことです。患者さんの不安や苦痛を理解し、寄り添い、共感すること。仲間とも、相手の立場に立って物事を考えること。それが思いやりです。世界各地では争いが絶えず、自国のことしか考えない悲しい事態が続いていますが、せめて自分の周りだけでも思いやりをもって行動してください。
今後のご活躍を心から祈念し、卒業にあたっての式辞といたします。ご卒業、本当におめでとう。


在校生送辞 (一部抜粋)
第23期生の皆様、ご卒業おめでとうございます。先輩方が1年生の頃は、病院での実習ができないこともあったと聞きました。今年度の実習では、患者さんと関わり、いろいろな経験ができ、看護することの喜びや楽しさを実感されたことと思います。
実習中、困難な状況にあっても仲間と助け合い、真剣に看護と向き合っておられる先輩方の姿をみて、いつも憧れの気持ちがありました。先日行われた看護観の発表では、先輩方の発表を聞き、疾患や障害だけに着目するのではなく、患者さん一人ひとりを尊重し、その人らしさを引き出すための看護が重要であること、そしてそれがいかに難しいかを知りました。私たちもこれから、患者さんとそのご家族に真摯に向き合い、看護とは何か考えていきたいと思います。
最後に、皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げ、お別れの言葉とさせていただきます。


卒業生答辞 (一部抜粋)
私たちのために、心温まる式を挙行していただき、ありがとうございます。振り返ってみると、入学してからの3年間は長かったようで、瞬く間に過ぎていきました。領域別実習では、厳しい看護の現場と自分の力不足を思い知らされ、日々回復に向け療養される患者様や、私たちが想像もできないような苦しみや不安を抱えておられる患者様に対し、限られた時間の中、看護学生である自分に何が出来るのだろう、看護とは何かを常に模索する日々でした。実習が終わると国家試験に向けての勉強が始まり、緊張や不安に、絶えず心が折れそうになる時もありましたが、私だけではない、皆も同じ気持ちで頑張っている、ということが私の心のお守りでした。そして、毎日体調を気遣い、どんな時でも一番の見方でいれくた家族の支えがなければ、この3年間を乗り越えることはできませんでした。本当にありがとうございました。これから先、困難な状況に直面することがあるかもしれません。そんな時は、本校で学んだことや一緒に困難を乗り越えてきた仲間、支えて下さった先生方を思い出し、それぞれの目指す目標に向かって誠心誠意努力して参ります。


卒業式後、大教室で
式後、大教室へ場所を移し、副校長からひとりひとりに卒業証書が手渡されました。
卒業証書を受け取る卒業生は、みんなとてもすてきな表情でした。




卒業証書が全員に手渡されたあと、副校長・先生方から、お祝いの言葉と最後のメッセージが卒業生へ贈られました。


卒業生を代表して二人からも、お世話になった3年担当の先生へ感謝の言葉が伝えられ、花束と、卒業生全員の気持ちがこもったプレゼントが手渡されました。学生生活最後の日を笑顔と涙でしめくくりました。


卒 業 お め で と う !


お世話になった先輩に、
後輩から花束のプレゼント。
一緒に写真を撮りました。

