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小児看護援助論Ⅲ 授業風景

令和7年1月22日(水)
2年生が実習室で行った演習授業(シミュレーション)の様子です。

この日の課題は、生後9ヶ月の川崎病患児の観察、アセスメントとケア。シミュレーションに入る前に、まず事前準備から始めます。授業前に各自が作成した看護計画をもとに、課題に対してどうアプローチするか、グループのメンバーで話し合いボードにまとめていきます。

まとめ終えたら、看護師役・母親役・観察者・記録係に分かれ、いよいよ本番。シミュレーションは、心電図・SPO2モニターを装着、献血ベニロンⅠ点滴投与30分後に病室を訪れるところから始まります。看護師として、全身観察・コミュニケーションから得た情報をもとに、子の容体を心配する母親への精神的なケアも含めた適切な看護を行えるでしょうか。

10分間のシミュレーションが終わりました。シミュレーション中、急に咳が出始めた患児。咳にどう対応したらよいのかわからず悩んでいたグループもありました。咳の原因として何が考えられるのか。どのような対処方法を試してみれば良かったのか、すぐにグループで振り返ります。

次に、グループでの気づきを全体で共有します。各グループの発表が終わるたび、みんなの学びが深まるよう、先生が良かった着眼点やケアについて、ポイントを取り上げ説明。全体発表によって、咳の原因は点滴薬剤の副作用と考えられ、点滴を一旦中止する必要があること。児を縦抱きしてあげると、咳が出ている際、少し楽になるということがわかりました。

次回は、今回の演習で得た学びをもとに、同じ内容で2回目のシミュレーションを行います。
更に良い看護ができるようがんばりましょう ᶠⁱᴳʰᵀᵎᵎ(,,•ω•,,)و